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わかりやすい解説!! [聖書研究]

オリエント古代諸民族は、呪術的思考に基づいた犠牲儀礼(タムムズ・バアル儀礼など)を実行していた。

その儀礼においては、人間を犠牲として殺害して、その血を地面に注いだのである。(男根の切断もした)

その犠牲の名前は、ドゥムジ・タムムズ・アドニス・アッティス・アベル・ディオニューソス・オシリスなど色々と変化している。 しかし本質は同じである。

そして、ヘブライ聖書は、周辺諸民族が行っていた、この犠牲儀礼(タムムズ・バアル儀礼など)を、否定しようとしたのである。
 

それが、カイン(鍛冶師)の名の下に実行される、人間を犠牲とする儀礼(アベルの殺害)への断罪として表現されている訳である。

*この犠牲儀礼はエンキ神(鍛冶神)が創始したと考えられていた。


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*神との格闘*創世記32章 [聖書研究]

22節 彼はその夜起きて、ふたりの妻とふたりのつかえめと十一人の子どもとを連れてヤボクの渡しをわたった。

23節 すなわち彼らを導いて川を渡らせ、また彼の持ち物を渡らせた。

24節 ヤコブはひとりあとに残ったが、ひとりの人が、夜明けまで彼と組打ちした。

25節 ところでその人はヤコブに勝てないのを見て、ヤコブのもものつがいにさわったので、ヤコブのもものつがいが、その人と組打ちするあいだにはずれた。

26節 その人は言った、「夜が明けるからわたしを去らせてください」。ヤコブは答えた、「わたしを祝福してくださらないなら、あなたを去らせません」。

27節 その人は彼に言った、「あなたの名はなんと言いますか」。彼は答えた、「ヤコブです」。

28節 その人は言った、「あなたはもはや名をヤコブと言わず、イスラエルと言いなさい。あなたが神と人とに、力を争って勝ったからです」。

29節 ヤコブは尋ねて言った、「どうかわたしにあなたの名を知らせてください」。するとその人は、「なぜあなたはわたしの名をきくのですか」と言ったが、その所で彼を祝福した。

30節 そこでヤコブはその所の名をペニエルと名づけて言った、「わたしは顔と顔をあわせて神を見たが、なお生きている」。

31節 こうして彼がペニエルを過ぎる時、日は彼の上にのぼったが、彼はそのもものゆえにびっこを引いていた。
     

           **********************

上記は、明らかに<神との格闘を表現している。しかし、信仰者(キリスト教徒・ユダヤ教徒)は、この記述について、<神への祈りである>とか、<天使との格闘である>とかの曲解を平気でする。それが信仰者の頑固な態度である。
     ヤコブは神との格闘を行ったのである。只、それだけである。 
                                ********************************************


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シュメール知恵文学と『旧約聖書』 [聖書研究]

古代オリエント においては、古くから、謎 (なぞ)かけや諺 (ことわざ)、格言 や教訓詩、寓話 (ぐうわ)や物語、対話や論争などのさまざまな文学形式 を用いて、人生や社会の諸問題に解答を与え、かつまた宇宙や世界の秩序を教えようとする文学が数多く記され、伝えられた。これらを総称して知恵文学とよぶ。たとえば、「……(人名)の教訓」と題される数々のエジプト 文学、義人の苦難の問題を扱うバビロニア の神義論、アラム語 の「賢者アヒカルのことば」等々。

古代イスラエル人の残した『旧約聖書』にも、随所に知恵文学的要素が認められる。なかでも「箴言(しんげん)」「ヨブ記 」「伝道の書 」、さらに『旧約聖書』外典の「ソロモンの知恵」「ベン・シラの知恵」などは、一括して知恵文学とよばれる。これらの『旧約聖書』の知恵文学はそれぞれ個性的ではあるが、神によって創造された世界の秩序への人間のかかわり、すなわち世界内存在 としての人間の問題が、創造の神への信頼という宗教的問題と絡み合って、主題化されている点で共通する。

 知恵文学の起源は古く、シュメール文明(B.C.2800)にさかのぼる。後にエジプトまたバビロニアに広まり、王の処世術、帝王学となった。経験から得られた知恵を主題とする。これらがイスラエルの思想に影響を与えている。


★ 『ヨブ記』、『詩篇』、『箴言』、『コヘレトの言葉』、『知恵の書』、『シラ書』などは、古代イスラエル人独自の創作ではなく、シュメールの伝統文学から派生したものである。

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★資料*「ウル・ナンム法典」 [聖書研究]

******この法典は、モーセの律法との強い関連性を示している。(細部は別にして)

最古の法典、シュメールの「ウル・ナンム法典」-1:殺人・傷害
 
ウルナンム法典(約4100年前)は、ハムラビ法典より300年ほど古く、最古の法典とされている。この法典は、アッカド支配後の新シュメール(ウル第三王朝)時代に制定されたものであり、ハムラビ法典が「同害復讐法」であるのに対して「賠償」に重きを置いている点で、シュメールの社会制度を伝えている。なお、文はシュメール語で書かれている。

各条文の「人」とは「人」を意味するシュメル語のルの訳語であり、具体的には、「自由身分の男性」を指すと考えられている。

文献にて見つからない部分は項目のみで条文は空欄としている。

【殺人】
第1条:もし人がほかの人の頭に武器を打ち下ろしたならば、その人は殺されなければならない。

【暴行】
第2条:もし人が強盗を働いたならば、殺されるべきである。

【不法拘束】
第3条

・・・

【傷害1】
第18条:もし[人が…でほかの人]の足を傷つけたならば、彼は銀10ギンを支払うべきである。

【傷害2】
第19条:もし人が棍棒でほかの人の[…]骨を砕いたならば、彼は銀1マナを支払うべきである。

【傷害3】
第20条:もし人が…でほかの人の鼻を傷つけたならば、彼は銀3分の2マナを支払うべきである。

【傷害4】
第21条:もし[人が…]で[ほかの人の…]を傷つけたならば、彼は銀…マナを支払うべきである。

【傷害5】
第22条:もし[人が…]で[ほかの人の]歯を叩いたならば、彼は銀2ギンを支払うべきである。

第23条(欠損)

第27条(欠損)

【偽証1】
第28条:男が(訴訟における)目撃者として現れて、偽証者であることがわかったならば、彼は銀15シェケルを支払わなければならない。

【偽証2】
第29条

【農夫、小作人の責任】
第30条~32条(他人の畑を水浸しにした場合の賠償について等)

[ ]は欠損箇所で、[ ]内の語は訳者が補っている。
1ギンは約8.3グラム、1マナは約500グラム

最古の法典、シュメールの「ウル・ナンム法典」-2:婚姻・奴隷関係
 
 
処女の特別視、妻の不倫のタブー(死罪)、高額な離婚賠償金(婚資と同額=年収の3倍!)などが読み取れる。性的商品価値の高まりとそれに呼応して強化された男の独占欲が見て取れる。

【奴隷の結婚1】
第4条:もし男奴隷が気に入った女奴隷を娶ったならば、そして(その後に)男奴隷が自由を与えられるとしても、彼(あるいは彼女)は(主人の)家から去るべきではない。

【奴隷の結婚2】
第5条:もし男奴隷が自由民(の女性)を娶ったならば、彼は息子の一人を彼の主人に奉仕させるべきである。その子が主人に奉仕する代わりに、父の家の財産の半分を「父の家」の壁から分けたとき、その自由民の子は主人によって所有されてはならないし、奴隷身分を強要してはならない。

【処女の暴行】
第6条:もし人がある若い男性の(床入りを済ませていない)処女である妻を、暴力に及んで犯したならば、その男性は殺されなければならない。

【妻の不倫】
第7条:もし男の妻が自分の意思でほかの男性にしたがい、彼と性的関係を結んだならば、その女性を殺し、(相手の)男性は解放されるべきである。

【奴隷の強姦】
第8条:もし人が他人の(床入りを済ませていない)処女である奴隷身分の妻を暴力に及んで犯したならば、銀5ギン(≒5シェケル)を支払うべきである。

【離婚1】
第9条:もし人が彼と対等(の身分?)の妻を離婚するならば、彼は銀1マナを支払うべきである。
(投稿者注:「対等の妻」ではなく、海外サイトではprimary wifeやfirst-time wifeの訳があり「第一夫人」あるいは後段に未亡人の規定があるので「初婚の妻」ではないか)

【離婚2】
第10条:もし人が未亡人(であった再婚の妻)を離婚するならば、彼は銀2分の1マナを支払うべきである。

【離婚3】
第11条:もし人が正式な書かれた契約書なしに未亡人と性的関係を結んだならば、彼は(離婚に際して)銀を支払う必要はない。

第12条(欠損)

【神明裁判1】
第13条

【神明裁判2】
第14条:もし人がある男の妻を乱交の故に訴え、河の審判が彼女への疑いを晴らしたならば、彼女を訴えた男は銀3ギンを支払わなければならない。(※「河の審判」とは、河に飛び込ませ、無事戻れば無罪とする裁判制度)

【仮結婚の解消】
第15条

第16条(欠損)

【逃亡奴隷】
第17条

【女奴隷1】
第24条:もしある男の女奴隷が自分と女主人を比較して、失礼なことを言ったら、彼女の口は1クオートの塩によって洗い流されるものとする。

【女奴隷2・3】
第25条・第26条

条文の「人」とは「人」を意味するシュメル語のルの訳語であり、具体的には、「自由身分の男性」を指すと考えられている。
1ギンは約8.3グラム、1マナは約500グラム    

出典 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=138379
 この法典は、モーセの律法との強い関連性を示している。(細部は別にして)








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★資料*男根とカベイロス信仰

カベイリア(Kabeivria)

 カベイリア(Kabeivria) とは、カベイロスたち(KavbeiroV, pl. Kavbeiroi)の密儀のこと。
 カベイロスたちは兄弟で、これの姉妹がカベイリスたち(KabeirivV, pl. KabeirivdeV)である。
 バーバラ・ウォーカーは、Cabiriaがデーメーテールの添え名だとしているが、Kabeivriaは祭事のことであって、女神名ではない。
 Kavbeiroiはラテン語でCabiriとなる。
 KavbeiroiはプリュギアPhrygiaの豊穣神。前5世紀以後航海者の保護神とも考えられ、この点から彼らはディオスクーロイ と同一視されるにいたった。
 その祭は秘儀であり、そのためその名を直接に呼ぶことをさけて、ギリシアでは《大神》(Magavloi Qeoiv)とも呼ばれた。
 崇拝の中心はサモトラーケーSamothrakeの島であるが、レームノスLemnos島や小アジア、またオルぺウス教の影響でポイオーティアのテーパイ市ではカベイロイの年長者(=
ディオニューソス )と子供の二人の形で崇拝された。
 神話では
へーバイストスと カベイロー(Kabeirwv)(またはその子カドミロスKadmilos)より三人のカベイロイが生れ、その娘たちがカベイリデスであるとも、彼女たちは三人のカベイロイの姉妹ともいう。
 カベイロイの数も三、四、七人と諸説があり、さらに四人のばあい、その名はアクシュロスAxieros、アクシオケルサーAxiokersa、アクシオケルソスAxiokersos、カドミロスであって、おのおのギリシアの
デーメーテールベルセポネーハーデースヘルメースローマではユーピテル、メルクリウス、ユーノー、ミネルウァ)であるともいわれる。
 またカベイロイはサキトラーケーの英雄イーアシオーンとダルダノスとも同一視されている。彼らの系譜や数に関して上記のように一致がないのは、彼らの崇拝が密儀であり、その名もまた秘密であったためと考えられる。
 彼らは
レアー の従者の中に数えられ、コリュバースたちやクーレースたちと同一視されていること もある。(『ギリシア・ローマ神話辞典』)

 カベイロイの密儀については、ヘロドトスが言及している。――
『歴史』第2巻51節
 しかしギリシア人が
勃起した男根を具えたヘルメス像 を造るのはエジプト人から学んだのではなく、ギリシアではアテナイ人がはじめてこれをペラスゴイ人からとり入れ、アテナイから他のギリシアへ広まったものである。アテナイ人は当時既にギリシア人の数に加えられていたが、そこへペラスゴイ人が移ってきてアテナイの国土に共に居住することになったもので、それ以来ペラスゴイ人もギリシア人と見なされるようになった。カベイロイの密儀はサモトラケ人がペラスゴイ人から伝授を受けて行っているものであるが、この密儀を許されたものならば、わたしのいわんとするところは判るはずである。というのは、アテナイ人と共住するに至ったペラスゴイ人は、以前サモトラケに住んでいたもので、サモトラケ人は彼らから密儀を学んだものだからである。そのようなわけでギリシアではアテナイ人がはじめて、男根の勃起したヘルメス像をペラスゴイ人から学んで作ったのである。これについてはペラスゴイ人の間に聖説話が伝えられているが、その内容はサモトラケの密儀において示されている。

同 第3巻37節
 カンビュセスは〔メンピスで〕、祭司以外の者は立ち入りが禁止されている、カベイロイの聖所へも侵入し、その神像をさんざんに愚弄した挙げ句、焼く払うという暴挙まで敢えてした。カベイロイの像も
ヘパイストス の象によく似ており、カベイロイはヘパイストス の子と伝えられている。



 この密儀は、本質的には、ドゥムジやアドニスやアッティスやディオニューソス の儀礼と同じである。

   
          
                              出典
 
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/kabeiria.html

★大洪水伝説とエンキ(鍛冶神)信仰★ [聖書研究]

ギリシア
 ギリシア神話には二つの洪水と二つの人類滅亡伝説がある。「オギュゲス王の洪水」は「銀の時代」を、「デウカリオンの洪水」は「最初の青銅の時代」を終焉させた。
オギュゲス王の洪水は、テーバイの創設者であり王であるオギュゲスの在任中に起きたことから名づけられる。世界中を襲った洪水は非常に破壊的だったので、ケクロプスの支配までは国は王のないまま取り残された。 [2]
 アポロドーロスの「ビブリオテーケー」でデウカリオンの洪水として語られる物語には、いくつかノアの洪水伝説に共通する点がある。プロメテウスは息子のデウカリオンに櫃を作るよう助言する。他の人間は、高い山に逃げた少数を除いてすべて滅ぼされる。テッサリアの山は砕け、コリントス地峡とペロポネソスより向こうの世界はすべて沈む。デウカリオンと妻のピュラは、9つの昼と夜を櫃で漂い、パルナッソス山にたどり着く。
ダルダノス(Dardanos, :Δάρδανος)は、ギリシア神話に登場する人物。プレイアデスの1人エーレクトラーゼウスの息子。イーアシオーンと兄弟。あるいはハルモニアーも兄弟といわれることがある。テウクロスの娘バテイアとの間にイーロスエリクトニオスの2子、またピーネウスの妻となったイーダイアーが生まれた。トロイア王家の祖であり、ギリシア神話に伝わる洪水伝説の1つは彼が主人公とされる(他にデウカリオーンオーギュゲスがある)。
古代ローマの著述家ウァッロによると、ダルダノスはアルカディア地方北部の都市ペネオスの王であった。しかしペネオスを大洪水が襲って、人々が高地に追いやられとき、ダルダノスはペネオスの支配を息子ディマスに任せ、自分は人々の何割かを連れてサモトラケー島に移住したという。ジェームズ・フレイザーは、同地の、洪水の起きやすい土地柄から、こうした伝説が生まれたと述べている。アポロドーロスによると、彼がサモトラケー島からさらに対岸の小アジアに渡ったのは、兄弟のイーアシオーンがゼウスの雷に打たれて絶望したためであるとする。そして、その地を支配していたテウクロス王の娘を娶って土地の一部を支配し、王が死んだ後に国土全体を継承して、地名もダルダニアーと改めたという。しかし洪水伝説では、洪水の余波がサモトラケー島に及んだため、皮の袋を空気で膨らませたものに乗って避難、イダ山に渡ったといわれることもある。
シュメール
シュメールの神話では、エンキ神がシュルッパクの王のジウスドラ(「命を見る者」という意味で、彼が神から不滅を約束されたことから)に、洪水による人類抹殺を予告する。しかし、神がなぜこれを決定したかという部分については、粘土板から失われている。エンキ神は、大きな船を作るように指示する。命令についての文章も、同じく神話から失われている。7日の氾濫の後、ジウスドラは供物と祈りをアン(空の神)とエンリル(最高神)にささげ、ディルムン(シュメールにおけるエデンの園)で神から永遠の命を授けられる。
『創世記』
         ノアの方舟
    ******************************
 オギュゲス王の治めたボイオーティア、ダルダノス王の治めたサモトラケー島は、共にカベイロス(鍛冶神)信仰の中心地であった。ボイオーティアのカベイリオン(カベイロスの聖域)から発掘された壺には、オデュッセウスの物語と酷似した情景が描かれているが、それは、ダルダノスの筏(いかだ)による脱出とほぼ同じである。
一方、オデュッセウスは、カベイロス(鍛冶神)信仰と関係がある人物と思われ(第1部参照)、「オデュッセイア」の中では、「オーギュギア島」に上陸する。
さらに、本論の考察から、ヤハウェ神とプロメテウスはエンキ神(鍛冶神)信仰から派生(変形)した神だと考えられた。
 この様に、大洪水神話は、「創世記」・「シュメール」・「ギリシア 」全てにおいて鍛冶神(エンキ神)信仰と密接に繋がっている。   尚、中国神話の鍛冶神的人物である禹(う)も洪水と闘った。

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★真実を求める人のために

旧約聖書は、神を盲目的に信仰する事を勧めたり、神の超自然的な奇跡を詩っているのではない。


もしそうであれば、2000年以上も世界中の人々に影響を与え続ける事はなかったであろう。


それは、人間が生き延びるための方法を教えているのである。


我々は、その方法を実践しているユダヤ人に学ばなければならない。


そして、そのユダヤ人は、キリスト教(新約聖書)を、徹底的に否定するのである。






シュメール・ギリシャ神話による聖書の考察

  ★ シュメール・ギリシャ神話による聖書の考察・理解 ★

過去数百年、オリエント地域では、膨大な量の考古学的遺物が発掘されてきた。

それらの中でも、シュメール・アッカド文明に関連する、粘土板に記された文献は、非常に重要な意義を持つ。

それらの文献は、聖書の基本的主題についての、従来の考え方を、<根本的に変革する事>を、我々に要求している。

シュメール文明は、紀元前3000年紀において、既に二次式や幾何学を研究したり、高度な建築技術・冶金術・法律体系を擁する、驚くべき文明であった。

そして、その文明を受け継ぎ、発展させたのが、ギリシャ文明とヘブライ文化なのであった。

本書では、この様なシュメール・ギリシャ両文明の神話資料から、聖書の考察・類推を行い、基本的主題の解明に努めた。

その結果得られた基本的主題とは、「イスラエル=神と戦う者」という主題であった・・・・・・・

ヤコブが、神と戦って、「イスラエル」に改名した事は、いったい何を意味するのか?

それを解明する鍵は、シュメール・ギリシャ神話に存在したのである。この鍵によってのみ、聖書の扉を開く事が出来るのである。

我々は、遂に、聖書の真の構造・主題を、実証的に解明する時期に到達したのである。

本書では、<律法の意義>の再構築も試みている。





★ 創世記について ★

  ★ 創世記について ★ 

前半部分の重要なエピソードは、ほとんどが、シュメールのエンキ神に由来している。アダムとイブの創造・楽園の描写・ノアの洪水・バベルの塔の言語の分散の話・カインの話などである。
以上のうち、カインの話以外は、全てヤハウェ神の事跡として聖書に取り込まれている。エンキ神の役割を、ヤハウェ神が引き継いだ訳である。

しかし、カイン
(鍛冶師)の話だけは、引き継がれなかった。それは、聖書作者(ユダヤ人)が、エンキ(鍛冶神)の名の下に実行される、人間を犠牲とする儀礼(アベル=ドゥムジの殺害)を拒絶した事を意味している。

つまり、ヘブライ聖書は、周辺諸民族が行っていた犠牲儀礼(タムムズ・バアル儀礼など)を、否定しようとしたのである。

         
ヤハウェ 
   エンキ{         }対立              *カインは西セム語で 「鍛冶師」 の意味。
     
         
 カイン




☆創世記の新解釈☆ *参考文献* [聖書研究]

* 小林 登志子 「シュメール神話の世界」     ・中央公論社

* 小林 登志子 「シュメール人類最古の文明」  ・中央公論社
 
* 小林 登志子 「古代メソポタミアの神々」     ・集英社

* 金光 仁三郎 「ユーラシアの創世神話」     ・大修館書店

* ジャン・ボテロ 「最古の宗教」         ・法政大学出版

* ジャン・ボテロ 「メソポタミア」         ・法政大学出版局

* R・グレーブス 「ギリシャ神話」         ?

* W・ブルケルト 「ホモ・ネカーンス」      ・法政大学出版局

* W・ブルケルト 「ギリシャの神話と儀礼」    ・リブロポート

* J・G・フレイザー  「金枝編」          ・岩波文庫

* S・N・クレーマー  「聖 婚」          ・新地書房

* C・ゴールドン  「聖書以前」           ?

* N・キャンター  「聖なる鎖(きずな)」      ?

タグ:創世記
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